Rose, Citron et moi☆yoko

~mes joies quotidiennes~

月の光

                   

                    
秋の野に
咲きたる花を
指おり
かき数ふれば
七種の花
 
萩の花
尾花
葛花
なでしこの花
女郎花
また藤袴
あさがおの花
万葉集
 
2021年は9月21日|中秋の名月の由来や楽しみ、十五夜との違いは? | SKYWARD+ スカイワードプラス

 

21日は中秋の名月
芋名月ともいって
月見団子とともに
里芋をお供えします
 
残念ながら
西から前線が近づき
美しい夜空は
見上げられないかもしれません
以前のブログで
お話させていただいたように
もしも曇り空でも
想像の翼を広げて
心のお月見を楽しみましょう
旧暦の秋は
7,8,9月で
そのちょうど真ん中にあたる
8月15日を中秋の名月と
呼びました
今年の中秋の名月は
満月です
英語では
ネイティブアメリカンが
名付けたという
満月の呼び名があるそうですが
ちなみに
9月は
Harvest moon
(ハーヴェスト・ムーン)
収穫の月

秋の実りを

収穫するのにぴったりの
明るいお月さまという
ことですね
そして
旧暦9月13日は
十三夜
栗名月
豆名月とも
よばれていますね
今年は
10月18日
十五夜と
ともに
十三夜も
お月見をして
お祝いをしないと
片見月といって
忌むこととなりました
 
 
「月にはうさぎが住んでいて
餅つきをしているよ
よく見てごらん
お月様、そう見えるでしょう?」と
祖母から教わった幼い頃の私
 
「月が欠けて
三日月になってしまったら
うさぎはどこにぶらさがるのかしら」
心配したものです
 
 
さて
勉強をはじめて
12年目となった
朗読教室
樋口一葉の
「十三夜」は繰り返し
そして
折に触れ読んでいる教材です
時は明治
ちょうど「十三夜」
月の夜
主人公お関は
横暴な夫と離縁したいと
実家に戻ってくるものの
両親に説き伏せられ
婚家に残してきた
幼い我が子のため
また
実家の繁栄のために
思い直しての帰り道
 
初恋の男性と再会するも
互いの行く末を案じ合って
別れていくという
切ないお話です
 
 
語り口調も優雅な
美しい小説ですが
まだまだ封建的だった
この時代の
忍ぶ女性を表して
お関が哀れです
 
当時まだ23歳の一葉が
明治の女性の生き方を
諦観を持って観察し
品格のあるたおやかな文で
書き綴っていることに
驚きを覚えました
 
 
読書の秋
名作を読み直すのは
いかがでしょうか
 
 
今日も最後まで
ブログにおつきあいいただき
ありがとうございます
 
 
葉子

  

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