Rose, Citron et moi☆yoko

~mes joies quotidiennes~

アサギマダラ

                    
 
 
緑陰に
星のごとくに
蝶いたり
 
兜太
 
 
台風の影響で
ここ数日
大阪も風が強く
青空に
白い雲がスピードをあげて
流れていきます
 
お盆が近づくと
こんな街中でも
さまざまな
アゲハチョウが
わたしのまわりを
舞います
 
今朝は
我が家のプランターに
アオスジアゲハが
飛んできました
 
早逝した
従兄が
帰ってきて
くれたのかな
 
 
八月には
「燕去月」という
異称があるごとく
 
渡り鳥のツバメは
雛が成長して
そろそろ南の国へ
飛び立つ頃ですが
 
蝶にも
世代交代を繰り返しながら
 
本州を移動したり
海を渡ったりする
「渡り蝶」が
いるのを
ご存知ですか
 
日本では
「アサギマダラ」
 
春夏は
本州の標高
1000~2000mの高原地帯で繁殖し
秋になると生活の適温の
沖縄や八重山諸島
台湾まで
 距離にするとなんと
2000kmの旅
ができます
 
あの小さくて
軽い体を風にのせて
1日に200kmを
飛ぶ個体もあるそうです
 
道しるべがないのに
どうして
目的地にたどり着けるのかな
 

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アサギマダラ
 
さて
8月6日
8:15
9日の
11:02
15日
12:00
 
「黙祷を一緒に捧げましょう」
毎年
この日
この時間に
私の母は
何も知らない子どもたちに
静かに祈ることを教えてくれました
 
終戦記念日が近づくと
TVでも先の大戦についての番組が
各局で放送されます
 
今年は
NHKが
名古屋大空襲の様子
特攻隊のおはなしなど
マンガを交えたドラマ仕立ての
番組を特集しています
 
おざわゆきさん原作の
コミック
「あとかたの街」
木村多江
吉行和子主演のドラマに
胸を打たれました
 
戦争中 
女学生だった母
学校では
 授業らしい授業は
ほとんどなく
学徒動員で
おさげ髪に鉢巻姿で
おおきな動力ミシンを使いながら
汗だくで
軍服を縫っていたそうです
 
天皇陛下の玉音放送は
お言葉が難しくて
なんのことやら
分からず
 
「どうやら
戦争は終わったらしい」
と大人たちに
きかされて
 
母は
「ああ今夜から
灯火管制が解かれて
明るい電灯のもと
好きな本がいっぱい
読める」
それが嬉しかったと
 
少女の
正直な気持ちを
打ち明けてくれました
 
 
そんな母も
9日で92歳になります
 
76年前の暑い夏のことを
もっとたくさん
周りのおとなたちに聴いておけば
よかったと後悔しています
 
多くの生命の末に
私たちの在ることを
忘れないでいましょう
 
平和な日本でありますように
 世界に戦争がなくなりますように
COVID19が収まりますように
子どもたちがずっと明るい笑顔で
いられますように
 
エッセンシャルワーカーの
みなさんに
敬意と感謝をこめて
 
今日も暑くなりそうです
熱中症にご用心くださいね
 

                   葉子

  youtu.be

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