Rose, Citron et moi☆yoko

~mes joies quotidiennes~

アンミュート

 
        
流星や
片空のみか
ときめくは
 
汀女
 
                  今日は
離れて暮らす
家族のために
汗だくで
料理を数種類
作りおきしました
 
かやくごはん
そばめし
鮭の西京焼き
夏野菜の揚げ浸し
野菜のピクルス
牛丼
冷麺
野菜サラダ
                  
冷凍保存しても
味が落ちないもの
野菜スープ
3種
ビーフシチュー
ホワイトシチュー
トマトカレー
 
 
禅僧 ネルケ無方師の
「禅入門」
受講しはじめました
 
永平寺を開いた
曹洞宗の開祖
道元禅師著
(1200~1256)
「正法眼蔵」etc.
書物から
名言をピックアップして
お話をしてくださいます
 
今回のテーマは
「典座教訓」
(てんぞきょうくん)より
 
喜心
老心
大心
について
 
これを
とっても簡単にまとめて
しまいますと
禅では
生活そのものが修行で
食事を作ること「典座」も行のひとつ
喜心老心大心をもって
料理にいそしみなさい
人生もかくあれという教えです
 
喜心とは
今在る自分に
感謝する心
今こうして
修行の身であるからこそ
苦悩もあることを喜びとしよう
 
老心とは
父母が
我が子を愛するがごとく
周りのものを慈しむ心
 
そして
大心とは
高い志をもとう
広い海のような心
臨機応変で
公平な心
 
料理はやはり
自分のために作るより
だれかのために作る方が
楽しいです
そして
美味しいと言ってもらえると
さらに嬉しくなりますよね
 
禅の教えでは
見返りは
求めるべからず
「無償の愛」でもって
料理もつくろう
人に尽くしなさいと
説かれています
 
いやあ凡夫の私には
困難なことばかりです
 
さて
ネルケ師のお言葉で
すっと心に入ったのは
「座禅はミュートではなく
アンミュートである」
                  すなわち
色々な音をすべて受け入れたときに
無我の境地を知る
 
                人生修行は続きます
 
台風の影響で
各地荒れ模様ですね
 
お気をつけて
お過ごしください
 
葉子
 

 

アサギマダラ

                    
 
 
緑陰に
星のごとくに
蝶いたり
 
兜太
 
 
台風の影響で
ここ数日
大阪も風が強く
青空に
白い雲がスピードをあげて
流れていきます
 
お盆が近づくと
こんな街中でも
さまざまな
アゲハチョウが
わたしのまわりを
舞います
 
今朝は
我が家のプランターに
アオスジアゲハが
飛んできました
 
早逝した
従兄が
帰ってきて
くれたのかな
 
 
八月には
「燕去月」という
異称があるごとく
 
渡り鳥のツバメは
雛が成長して
そろそろ南の国へ
飛び立つ頃ですが
 
蝶にも
世代交代を繰り返しながら
 
本州を移動したり
海を渡ったりする
「渡り蝶」が
いるのを
ご存知ですか
 
日本では
「アサギマダラ」
 
春夏は
本州の標高
1000~2000mの高原地帯で繁殖し
秋になると生活の適温の
沖縄や八重山諸島
台湾まで
 距離にするとなんと
2000kmの旅
ができます
 
あの小さくて
軽い体を風にのせて
1日に200kmを
飛ぶ個体もあるそうです
 
道しるべがないのに
どうして
目的地にたどり着けるのかな
 

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アサギマダラ
 
さて
8月6日
8:15
9日の
11:02
15日
12:00
 
「黙祷を一緒に捧げましょう」
毎年
この日
この時間に
私の母は
何も知らない子どもたちに
静かに祈ることを教えてくれました
 
終戦記念日が近づくと
TVでも先の大戦についての番組が
各局で放送されます
 
今年は
NHKが
名古屋大空襲の様子
特攻隊のおはなしなど
マンガを交えたドラマ仕立ての
番組を特集しています
 
おざわゆきさん原作の
コミック
「あとかたの街」
木村多江
吉行和子主演のドラマに
胸を打たれました
 
戦争中 
女学生だった母
学校では
 授業らしい授業は
ほとんどなく
学徒動員で
おさげ髪に鉢巻姿で
おおきな動力ミシンを使いながら
汗だくで
軍服を縫っていたそうです
 
天皇陛下の玉音放送は
お言葉が難しくて
なんのことやら
分からず
 
「どうやら
戦争は終わったらしい」
と大人たちに
きかされて
 
母は
「ああ今夜から
灯火管制が解かれて
明るい電灯のもと
好きな本がいっぱい
読める」
それが嬉しかったと
 
少女の
正直な気持ちを
打ち明けてくれました
 
 
そんな母も
9日で92歳になります
 
76年前の暑い夏のことを
もっとたくさん
周りのおとなたちに聴いておけば
よかったと後悔しています
 
多くの生命の末に
私たちの在ることを
忘れないでいましょう
 
平和な日本でありますように
 世界に戦争がなくなりますように
COVID19が収まりますように
子どもたちがずっと明るい笑顔で
いられますように
 
エッセンシャルワーカーの
みなさんに
敬意と感謝をこめて
 
今日も暑くなりそうです
熱中症にご用心くださいね
 

                   葉子

  youtu.be

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笑顔のアスリートたち

籐椅子や
季節めぐりて
きたりけり
杞陽
 
猛暑が続きますが
暦の上では
7日ははや立秋
私たちの身体も
すでに
陽から陰に向かっています
 胃腸の不調が出やすい頃ですから
冷たい飲み物ばかりを摂らず
温かくて
消化のいいものを食べて
身体を休めてあげましょう
 
今日のヨガレッスンで
先生にお伺いしたのは
貝原益軒の
養生訓の一文です
 
心は楽しむべし 苦しむべからず
身は労すべし やすめ過すべからず
凡そわが身を愛し過すべからず
 
人は頑張りすぎてもダメだし
怠けてダラダラ過ごすのもだめ
食後に歩くのはだれにでもできて
いい運動とのことですよ
 

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TOKYO 2020+1
未だ多くの批判がありますが
アスリート達の
自己の限界に挑戦する姿は
多くのひとたちに
生きる勇気を与えていますよね

メダルラッシュは続きます
 男子グレコローマンスタイル
60キロ級で
銀メダルを獲得した
文田健一郎選手
昨夜は
自分の得意技を封じ込められ
金メダルを逃し
悔し涙を見せましたが

今朝のインタビューで
「今まで頑張ってき
た自分を認めてあげたい」と
またポロリと流した涙の
美しかったこと!
そして
周りの皆さんに支えられてきた事
ボランティアの皆さんへの感謝の言葉も
聴け感銘を受けました

各競技の練習については
昔は根性論で
体罰は当たり前
水も飲まず頑張れというような
コーチや監督が多く
それを肯定するムードが
ありましたが
その後
おおくの問題が
表面化し
修練の場が改善されたこともあり
今はデータを分析して
対戦相手を研究したり
効率的な練習を考えたりと
指導法は大きく変わりましたね
そして
選手自らの気づきを重んじる
コーチングが
確立されつつあり

今回のオリンピックでは
のびのびと自分の実力を発揮する
若い選手が増えたと感じます

オリンピックの晴れ舞台
笑顔で競技を楽しむなんて
すごいメンタルです
こんな若者が数多くいる国
日本の未来は
明るいと確信がもてます
 
さて
美術展 コンサート
演劇 映画
鑑賞するにも
制限があり
自由に楽しめませんね
                    
コロナ禍の今だからこそ
心を揺さぶる芸術は
食べることと同じくらい
ひとには
必要なものと感じます

スポーツ界の人たち
苦境にある
芸術家たちを
国はもっともっと
応援して欲しいです

それにしましても
スポーツ観戦
芸術鑑賞から得られる
感動は
仲間や友達と分かち合えば
さらに増すのに
感染対策の一番の方法が
ひとと会わない事とは
ああまた
ほんとに悲しすぎますね

甲子園では
高校野球が始まります
炎天下で試合に臨む
球児たちを心から応援しましょう!

葉子
                                  
                2019年の夏 暑い暑い昼下がり 

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打ち水

 
思い出の
ひとつ
ふたつは
月見草
楸邨
 
祖母が健在だった
昭和の夏
酷暑をしのぐ工夫を
さまざまにした日々を
思い出しています
 
夏休みになると
朝夕
家のまわりに
打ち水をするのは
私の役目でした
 
表戸にはよしずをたてかけ
はき出しの窓にすだれ
襖を外して
見た目にも涼しげな
簾戸(すど)に取り替え
畳の上には
ひんやりとした花茣蓙(はなござ)を
敷いて
これで家の中は万全
 
子どもたちは
昼寝を終えると
行水をしました
 
ちなみに
過去140年の東京の
気温の変化を調べた
ヒートマップを観ますと
 
夏の気温は1920年代から
少しずつ上がりはじめ
高度成長期には顕著になって
気温の上昇とともに
暑さのピーク期間が長くなり
2000年代後半から30°を超える日が
多くなっています
(東洋経済オンラインニュースより)
 
さて
ヨガの先生に教わった
「冬病夏治」
とうびょうかじ
という
東洋医学の考え方はさすがに
理にかなっています
 
喘息や鼻炎
関節の痛み
冷え性・免疫力の低下など
冬になると症状の増す病気は
沢山あるので
 
夏の間に
自然界に溢れる
陽気を利用して
体内に潜む寒の邪気を追い出す
というわけです
 
 猛暑とはいえ
クーラーにあたって
ダラダラせず
しっかり汗を流して
デトックスしよう
 と自戒しているところです
 
さあ
COVID19に感染しない
強い身体作りをしましょう!
 
水分補給もお忘れなく
 
葉子
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Sense of Wonder

今朝は
小ぶりながら
立派な羽を持つ
カミナリアゲハが
ベランダに
飛んできました
 
ご近所の軒先では
ツバメのひなたちの
鳴き声が賑やかです
 
こんな街中でも
目を凝らすと
いきものたちが
あるがままの姿を
残していることに
心打たれます
 
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ミニトマトの
コンポートを作り
瓶詰めにしました
 
湯むきをしたトマトに
はちみつを回しかけ
冷蔵庫で冷やすだけでできる
超簡単でジューシー
見た目もおしゃれな夏のひと品です
 
トマトの果汁と
はちみつが
ちょうどいい具合に混ざって
甘すぎない味に仕上がり
いくつでも食べられます
 
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さて
ことばの響きも
美しい
センスオブワンダー
って
ご存知ですか?
 
「Sense of Wonder」 
「 沈黙の春」の著者
レーチェル・カーソンが
幼い甥ロジャーと過ごした
アメリカ メイン州の
林や海辺での時間について
描かれた珠玉の小編なのです
 
現代社会にあり
コロナ禍の
不安で厳しい今を
生きていくには・・・
 
[たくましさ]と[優しさ]
 
そして
なにより!
 
はてしない 宇宙につながる
この大空のもと
幼い頃に憧れた冒険
ファンタジー
 
だれもが子ども時代に信じた
この遠大で不思議な世界に
[ふるえる心]を
持ち続けることでは
ないでしょうか
 
 
風の匂い
木もれ陽
よせては返す波の音
星たちのさざめき
そんな
[人間を超えた存在を認識し
それ驚嘆する感性]
忘れずにいたいものです
 
作者は
穏やかに語りかけます
 
「夜の次に朝がきて
冬が去れば春になるという確かさ
その中にはかぎりなく
わたしたちを癒してくれる
なにかがあるのです」
 
 
おくればせながら
これからはじまる
わたしのブログ
 
季節のうつろいを感じながら
なんでもない毎日を綴ることで
ささやかな幸せの花束を
あなたに送ることができれば
これほど嬉しいことはありません
 
熱中症にご用心くださいね 
葉子
 
 

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